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収蔵品展『鏑木清方と官展』

 文部省美術展覧会(文展)にはじまる政府が主催する展覧会を「官展」と呼び、明治40年に第一回展が開催されました。 清方は入選と受賞を重ね、大正4年に《霽(は)れゆく村雨》(屏風・六曲一双第9回文展)を出品し最高賞を受賞して、日本画家としての地歩を固めてゆきました。大正8年からは度々審査員を務め、組織の運営にも携わりました。
 《霽れゆく村雨》は、不忍池のほとりで夕立に遭い、蓮の葉が風雨になびく様子から着想を得ています。鈴木春信風の美人が、蓮池で雨風に悩む姿を描いています。清方の出世作と呼ばれながら、惜しくも関東大震災で焼失してしまいました。
 昭和2年の第8回帝展に出品した《築地明石町》は、秋風にふと袖を合わせる女性の一瞬の姿を描き、帝国美術院賞を受賞し、切手にもなりました。
 本展覧会では代表作のひとつ《朝涼(あさすず)》(第6回帝展)をはじめ、《水汲(みずくみ)》、《霽れゆく村雨》下絵、《築地明石町》下絵など、官展に関わる作品を中心にご覧いただきます。

【会   期】 平成22年8月26日(木)〜9月26日(日)
【開館時間】
  午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休 館 日 】   毎週月曜日(9月20日は開館)、9月21日(火)
【観 覧 料 】   一般200円(140円)、小・中学生100円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
【展示解説】
  8月28日、9月11日の土曜日 午後1時30分から
【交通案内】
  JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折
【展示作品】
  主な展示作品

《朝涼》 (大正14年)
《水汲(みずくみ)》 (大正10年)
《霽れゆく村雨》下絵 (屏風・六曲一雙 大正4年)
《朝涼》 (大正14年)
《築地明石町》下絵 (昭和2年)
《朝夕安居(ちょうせきあんきょ) 朝 昼》下絵 (昭和23年)
  
ほか 約50点


 

   
財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
株式会社アトリエ春間