学芸員がススめる!!

鎌倉アート&カルチャーMAP

MENU

文化財巡り
古い時代の絵や工芸を鑑賞しよう (鎌倉駅周辺)

  • 鎌倉駅
    • 5分
  • 鎌倉彫資料館
    • 8分
  • 鶴ヶ岡八幡宮 宝物殿
    • 1分
  • 鎌倉国宝館
    • 17分
  • 鎌倉歴史文化交流館
    • 8分
  • 鎌倉駅

鎌倉駅出発

鎌倉駅近くには、伝統ある鎌倉を感じられるミュージアムが集まっています。
古くから伝わる文化の息吹を感じてみませんか?

Spot.01

鎌倉彫資料館

水鳥型香合(みずどりがたこうごう)

鎌倉駅周辺

学芸員のおススめ!!

【小町】
小鳥の形をした鎌倉彫!かわいいですね。
鎌倉彫資料館 学芸員 田村 沙理
ころんとしたまんまるい小さな水鳥が、まるで水辺に浮いているようでとても愛らしいですよね。これは茶道具のひとつで、お香を入れる器です。この作品が作られた江戸時代は、茶道が普及し、様々な鎌倉彫の茶道具が生まれました。
【しらす】
ところどころ、黒い部分がありますね。
鎌倉彫資料館 学芸員 田村 沙理
これは下地に使われた黒い漆が、見えているんですよ。長い年月と共に味わい深い風合いになっていますよね。
【小町】
模様のようにも見えて趣がありますね。
8分

Spot.02

鶴ヶ岡八幡宮 宝物殿

鎌倉駅周辺

八幡神に守られてきた宝物の数々
鎌倉時代以降、武家の信仰を集めた鶴岡八幡宮には国宝、重要文化財など多くの神宝が伝えられています。1902年、本宮廻廊の北半分を常設の宝物陳列場に改築、戦争中は国宝類を疎開させ、一時閉館しましたが、戦後の1947年に再開し、現在にいたります。

1分

Spot.03

鎌倉国宝館

絹本著色 霊照女図
(けんぽんちゃくしょく れいしょうにょず)
室町時代
鎌倉市指定文化財

鎌倉駅周辺

学芸員のおススめ!!

【小町】
鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉国宝館へ、絵を見にいこうよ!
鎌倉国宝館 学芸員 金子 智哉
こんにちは。鎌倉国宝館の金子です。
当館の所蔵品から《霊照女図》をご紹介します。
【しらす】
この絵の女の子の服装、何だか日本の着物とは違うように見えますが…。
鎌倉国宝館 学芸員 金子 智哉
霊照女は中国唐時代の少女で、幼い時より禅宗に帰依して悟りを得ました。両親を養うために竹籠を編んで売り歩いたと言われ、禅宗寺院で好まれた画題でした。左腕に籠を下げ、両掌に銭を持った少女がやや左向きに描かれています。
鋭い筆致で引き締まった表情をよくとらえ、現存する霊照女を描いた作例の中でも優品として知られています。
【小町】
親孝行な娘の理想像として描かれたのですね!
17分

Spot.04

鎌倉歴史文化交流館

中世の鎌倉を伝える出土品

鎌倉駅周辺

学芸員のおススめ!!

【しらす】
幕府が開かれた歴史のある鎌倉では、今でもあちこちで発掘作業が行われているんだって。
鎌倉歴史文化交流館 副館長 高橋真作
鎌倉の地下には現在も多くの遺跡が眠り、日々発掘調査が進められています。文字記録には残されない、中世鎌倉の都市生活の実像を語ってくれる存在、それが出土品です。源頼朝が幕府を開いた鎌倉時代を中心に、鎌倉の地で発掘された考古遺物を一堂に展観しています。最新の発掘成果をふまえた速報展や企画展も随時開催しています。
【小町】
昔の人たちの生活がリアルに感じられますね。
8分