学芸員による列品解説(ギャラリートーク)
毎週木曜日10時30分から、先着20名様限定で当館学芸員による列品解説を行っています。
当日、受付へお申し出ください。聴講無料です(通常の観覧料のみいただきます)。
平安時代中期からの約100年にわたり、平泉藤原(注)氏は東北地方の平泉を拠点に繁栄しました。藤原清衡は、戦没者を供養するために中尊寺を建立し、2代基衡は毛越寺、3代秀衡が宇治の平等院鳳凰堂をモデルとした無量光院を建立します。このようにして、清衡が築いた仏教を中心とした国づくりが、3代にわたり発展していき、平泉は都市として繁栄していきました。しかし、初代清衡から4代泰衡にわたり栄華をきわめた平泉藤原氏は、文治5年(1189)に源頼朝の奥州攻めにより滅亡します。
『吾妻鏡』には、平泉藤原氏が築き上げた浄土世界に感激した頼朝が、平泉の寺院を模して永福寺を建立したことが記されています。戦乱が続いた後に平和を求める意識は、平泉藤原氏から頼朝へと引き継がれました。
本展では、平泉の出土品や、史跡永福寺跡の出土品を通して、平泉藤原氏の栄華や、鎌倉へと伝わった平泉の文化について紹介します。
(注)一般的には「奥州藤原氏」として知られていますが、近年の研究では、奥州=陸奥国だけではなく、出羽国にも勢力が及んでいたことから、「平泉藤原氏」と呼ばれるようになっています。
会場:鎌倉歴史文化交流館
令和7年(2025年)3月15日(土曜日)~6月21日(土曜日)
学芸員による列品解説(ギャラリートーク)
毎週木曜日10時30分から、先着20名様限定で当館学芸員による列品解説を行っています。
当日、受付へお申し出ください。聴講無料です(通常の観覧料のみいただきます)。
美術館名 | 鎌倉歴史文化交流館 |
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住所 | 〒248-0011 鎌倉市扇ガ谷1-5-1 |
電話番号 | 0467-73-8501 |
公式サイト | https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/rekibun/koryukan.html |
開館時間 | 10:00~16:00(入館 15:30まで) |
休館日 | 日曜・祝日・休日 |
入館料 | 一般400〔300〕円 小・中学生150〔100〕円 ※〔 〕内は20名以上団体料金 |
アクセス | JR・江ノ電鎌倉駅西口より徒歩7分 |
駐車場 | なし(障がい者用のみ) |