収蔵品データベース

築地川界隈「合引橋」つきじがわかいわい あいびきばし

制作年不詳

紙本墨画・裏打ち

14.5×20.2 ㎝

築地川は京橋区築地地域を流れる掘割で、現在ではそのほとんどが埋め立てられています。清方は7歳から17歳(明治18年~28年)と、23歳から28歳(明治34年~39年)までを京橋木挽町(現銀座一丁目)で住まい、築地川一帯を日常的風景として見ながら過ごしました。
本作は在りし日の掘割の風情を、《軽子橋》《佃の渡》《明石町》《合引橋》《築地河岸》に分けて描いた下絵で、明治の人々の日常の光景とともに表しています。