収蔵品データベース

美人図びじんず

制作年不詳

絹本着色・色紙

27.0 × 24.0 cm

清方はしばしば読書する行為を好んで描いています。清方自身、幼少期から無類の読書好きであり、後年に「人生に対する私の知識は殆んど読書からばかり得て来た。ものを読んで敎へられ、考へさせられた。又喜びも哀しみも悉くそのなかに見出して来た。」(「職業の殻」『連翹』芸艸堂、1943年)と述べています。
本作品では清方にとり日常的な営みである読書を題材に、夜の灯火に照らされる女性の美を描きました。