収蔵品データベース

藤間政弥像ふじままさやぞう

制作年不詳

紙本墨画・裏打ち

108.4×24.5 ㎝

藤間政弥を描いた肖像画。藤間政弥(本名:山田すず)(1879~1957)は、明治12年(1879)に浅草に生まれます。山田家は裕福な小間物問屋であり、芸事に関心の深い家族の影響で幼いころから踊りの稽古を重ねていましたが、明治27年(1894)頃から本格的に踊りで身を立てようと藤間勘右衛門へ内弟子として入門します。その後花柳界に入り名を政弥とし、銀座に置屋を構えましたが、やがて芸妓をやめて日本舞踊に専心し、昭和23年に引退するまで活躍しました。新橋芸者の指導に力を注ぎ、また東をどりの前身の東会を創立しました。