収蔵品データベース

濵町河岸の秋(淸方美人畫譜)はまちょうがしのあき きよかたびじんがふ

大正3年(1914)

木版刷

18.4×12.0cm

『淸方美人畫譜』のうち

『淸方美人畫譜』は鑑賞用として、また、絵画学習の手本として製作され、日本美術学院より刊行されました。
浜町河岸とは隅田川の西岸、新大橋から両国橋までの一帯を指します。清方は、江戸の面影が残るこの地域を好み、特に秋の風情を格別としました。黒縮緬の袷羽織を着た丸髷の女性は浜町に多く住む妾を描き、その趣をだすために木版にしたと解説しています。