収蔵品データベース

日高川 道成寺ひだかがわ どうじょうじ

明治39年(1906)

紙本墨画・額

76.5×131.5 cm

烏合会第14回展出品作の下絵。
「安珍・清姫伝説」は、清姫が安珍を想うあまり大蛇に化身し、鐘の中に隠れた安珍を鐘ごと焼き殺すという物語で、紀州道成寺に伝わります。
清姫は、安珍の後を追いかけて日高川の渡し場に辿り着きます。船頭は後から来る娘を舟  に乗せないよう安珍に頼まれていたため、清姫を乗せようとしません。すると清姫はとたんに大蛇となり、川を泳いで渡っていきます。