収蔵品データベース

比伊奈ひいな

昭和14年(1939)

絹本着色・軸

115.8 × 26.5 cm

本作は個人から依頼されて清方が描いた立雛図です。共に着物の模様に松と藤の花を配し、画面上部には紅白の幕に桜の花を描いています。
清方は、男性でありながら自身のひな人形をもつほど、桃の節句に特別な思いを寄せ、毎年二月末から三月上旬に画室に飾りました。そして、季節の画題として立雛図もたびたび絵にしました。