収蔵品データベース

金沢游心庵かなざわゆうしんあん

昭和40年(1965)

紙本墨画・裏打ち

58.7×42.5 ㎝

清方は、大正9年(1920)から東京の自邸と横浜・金沢の別荘を行き来しましたが、戦争の足音が聞こえ始め、横須賀から軍機が多く飛来するようになると、その音を避けるように別荘を手放しました。
40代から60代まで約20年にわたる金沢での思い出は、晩年になるにつれ強まっていきました。
本作品には、君ヶ崎の高台に立つ別荘内で遊ぶ娘の様子が郷愁の情趣と共に描かれています。