収蔵品データベース

伽羅きゃら

昭和11年(1936)

紙本墨画・軸

74.4×87.4 ㎝

第7回七絃会展出品作の下絵です。塗り物の枕の中で香を焚き、香りを髪に移す香枕は伽羅枕とも呼ばれています。仮寝からふと目覚めた明和時代の人妻の姿を描きました。清方は、明和時代を「私の夢を托する一つの理想郷」であると述べています。