収蔵品データベース

湖のほとり(淸方美人畫譜)みずうみのほとり きよかたびじんがふ

大正3年(1914)

原色版

19.7×12.8cm

『淸方美人畫譜』のうち

『淸方美人畫譜』は鑑賞用として、また、絵画学習の手本として製作され、日本美術学院より刊行されました。
「湖のほとり」は春まだ浅い日光中禅寺湖のほとりを描きました。少女の簪に花八汐(ヤシオツツジ)を描こうかと思ったが寒い湖畔の感じを出すためには紫に近い赤色がその効果をそこなうと割愛した、と解説しています。