収蔵品データベース

戻橋の小百合(芝居十二ヶ月の内)もどりばしのさゆり(しばいじゅうにかげつのうち)

大正6年(1917)

石版口絵

35.2×26.0cm

『新演藝』第2巻第4号 口絵

歌舞伎舞踊「戻橋恋の角文字(もどりばしこいのつのもじ)」に取材した作品です。源頼光の家臣、渡辺綱が京都・一条戻橋で出会う妖しくも美しい女、小百合を描きました。
綱は川面に映った小百合の姿から、正体が鬼であることを見抜き、立ち回りの末、鬼の片腕を切り落とします。