収蔵品データベース

本朝二十四孝 ほんちょうにじゅうしこう

昭和9年(1934)

紙本墨画・軸(三幅対)

(右)108.3×23.7 ㎝
(中)105.2×23.6 ㎝
(左)105.6×23.7 ㎝

歌舞伎「本朝廿四孝」の「十種香」の場を描き、自身の個展「芝居絵」に出品した作品の下絵です。
八重垣姫は、切腹した許嫁の勝頼を慕い、絵姿に向かって、十種類の名香を合わせた組香をたいて供養しています。濡衣も、恋人だった勝頼の位牌に向かって、回向しています。そこへ仕官した簑作、実は勝頼が登場する、という劇的な場面です。