収蔵品データベース

女歌舞伎おんなかぶき

明治43年(1910)

紙本墨画・屏風(六曲一隻)

(右隻)166.5×340.3 ㎝
(左隻)166.0×347.5 ㎝

挿絵画家から日本画家への転身を図ろうとしていた清方が、六曲一双の屏風に初めて挑んだ第4回文展出品作の下絵です。右隻には舞台袖の様子を、左隻には楽屋の様子を描きました。紙を貼っては描き直し、また線を引き直している様子から、試行錯誤の痕跡をうかがうことができます。
三等賞首席となった本画は、買い取られた帝国劇場に飾られていましたが、関東大震災で焼失しました。