収蔵品データベース

汐路のゆきかひしおじのゆきかい

昭和34年(1959)

紙本墨画淡彩・裏打ち

53.0×60.3 ㎝

清流会第11回展出品作の下絵。
清方の少年時代の思い出深い場所である築地川は海に近く、潮が満ちると海水が川に戻り、また徐々に引いていき、行きつ戻りつしたといいます。夏の夕方頃、蝙蝠を追う少年たちや手をつないで歌を歌う少女たちが郷愁の眼差しで描かれています。竹竿をもつ少年は清方自身の在りし日の姿を写したといいます。