収蔵品データベース

山川秀峰作《春駒》やまかわしゅうほうさく はるこま

絹本着色・軸

130.0 × 42.3 cm

清方門下の山川秀峰(1898~1944)の作品。春駒は春駒舞や春駒踊ともいい、木で作られた馬の首形を手に持つなどして、新年に家々をめぐり、歌い舞い、寿ぎを述べる門付け芸です。三味線や太鼓に合わせて歌い、賑やかに踊りました。
本作には頬かむりで着物を肌脱ぎにした美人の春駒の姿が描かれています。着物の裾模様には梅が配され、衣裳からも新春の風情が感じられます。