収蔵品データベース

雨夜の星 スケッチあまよのほし すけっち

昭和44年(1969)

紙・墨・着色

36.1 × 28.3 cm

昭和44年(1969)の個展「今様絵詞の会」(日本橋・髙島屋)のために描きましたが、未出品となりました。明治中期の東京下町の風情に取材した作品で、最晩年となり遠出の出来ない清方に代わり、弟子の吉田萌子が鎌倉から東京の新橋に出向いて人力車を写生し、その画稿を元にして制作しました。
吉田萌子は昭和19年(1944)に入門し清方が歿するまで教わった最後の内弟子でした。