収蔵品データベース

「妓女像」のためのスケッチ(1)「ぎじょぞう」のためのすけっち(1)

昭和9年(1934)

紙・鉛筆着色

54.1 × 39.4 cm

昭和9年(1934)第15回帝展出品作《妓女像》のための画稿。泉鏡花文学の愛好会「九九九会」の席で知り合った芸妓・小春と春枝をモデルに、日本橋の音喜久にて素描しました。《妓女像》の創作は、歌舞伎の「本朝廿四孝」の濡衣の姿に端を発したともいいます。本作で太鼓の撥(ばち)をもつのは春枝で、型の指導は望月太左衛門が務めました。