収蔵品データベース

手賀沼てがぬま

昭和7年(1932)

紙本着色・額

45.4 × 60.6 cm

淡如会第3回展出品作。髙島屋美術部主催による淡如会は、洋画家による日本画作品を中心に、気軽に作品を発表しあう性格をもつ展覧会でした。清方は千葉県の手賀沼に出かけた時のスケッチをもとに本作を制作しました。主として横顔の少女を配し、全体的に写意(対象の外形を写すのではなく、その本質的な美や画家の精神性を表現すること)に基づき、略筆により描いていますが、流麗な細線にも清方の技が光ります。また、支持体である料紙の地色を生かし、ほとんど彩色を施さずに表した手賀沼からは、季節の清涼感が漂います。