収蔵品データベース

「朝涼」のためのスケッチ(2)「あさすず」のためのすけっち(2)

大正14年(1925)

紙・鉛筆

59.5 × 38.3 cm

大正9年(1920)から昭和14 年(1939)まで、清方は金沢(現在の横浜市金沢区)に別荘を持っていました。夏の朝、ともに散歩に出かけた長女の姿を写生したものです。いずれの写生も横から見た姿を描いていますが、特に手の位置や形に試行錯誤の跡を見ることができます。
《朝涼》は第六回帝国美術展覧会(帝展)への出品作で、清らかな自然と女性の美しさがひびきあう清方の代表的な作品のひとつです。