鏑木清方と山口蓬春
― 吉田五十八(いそや)建築にみる日本画家の画室
昭和期に活躍し、近代数寄屋造建築で知られる建築家・吉田五十八(1894~1974)は、鏑木清方と山口蓬春の邸宅を設計しています。二人は五十八の設計した画室をこよなく愛しました。鏑木清方記念美術館(復元)と山口蓬春記念館では、当時の制作の場を偲ぶことができる画室をご紹介しています。連携企画の開催中、入館料の相互割引のほか、ワークシートもご用意しておりますので、ぜひ二つの館にご来館の上、お楽しみください。
- 期 間
- 平成27年1月4日(日)~2月22日(日)
*山口蓬春記念館は1月4日(日)~1月8日(木)まで休館です。
- 実施施設
- 山口蓬春記念館
戦後、疎開先から葉山(現山口蓬春記念館)に転居した蓬春は、昭和28年(1953)、戦前の自邸に引き続き、画室の設計を吉田五十八に依頼しました。
東京美術学校(現東京藝術大学)の同窓であった五十八は、自らが確立した近代数寄屋の良さを活かしつつ、蓬春の好みを反映したモダンで明るい画室を作り上げました。
〒240-0011 神奈川県三浦郡葉山町一色2320
電話:046‐875-6094
【アクセス】JR横須賀線・湘南新宿ライン「逗子駅」より京浜急行バス3番乗場又は京浜急行線「新逗子駅」南口2番乗場より「海岸回り葉山行(逗12)」か「海岸回り葉山福祉文化会館行(逗11)」にて約18分「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車徒歩2分。
【開館時間】 10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】毎週月曜日(1月12日は開館、1月4日(日)~7日(水)、13日(火)
【入館料】チラシ持参の方割引します。 一般600円→500円、高校生以下は無料
【開催期間中の展覧会】 「山口蓬春事始め 山口蓬春記念館大辞典」 1/8(木)~3/22(日)
鎌倉市鏑木清方記念美術館
清方は吉田五十八に依頼し、昭和7年(1932)東京・牛込矢来町の自宅を改築しました。
五十八の設計による画室をいたく好み、後の昭和29年(1954)、鎌倉・雪ノ下に居を構える際、矢来町の画室を模して採り入れました。
鎌倉市鏑木清方記念美術館では、昭和29年建築当時の部材をそのまま使用して再現しています。
【入館料】チラシ持参の方割引します。
大人200円→150円 小・中学生100円→50円
【開催期間中の展覧会】
新春企画「羽子板と正月の風情」~1/18(日)まで
一般200円→150円 小・中学生100円→50円
企画展「鏑木清方の肖像画と美人画」 1/23(金)~2/22(日)
一般200円→150円 小・中学生100円→50円
【2館の移動時間】 約50分
鏑木清方記念美術館→(徒歩7分)→JR鎌倉駅→(JR横須賀線5分)→JR逗子駅→京浜急行バス3番乗場「海岸回り葉山行(逗12)」か「海岸回り葉山福祉文化会館行(逗11)」にて約18分→「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車→(徒歩2分)→山口蓬春記念館
- 内 容
(鏑木清方と山口蓬春
吉田五十八建築にみる日本画家の画室(チラシPDF))
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「ちょこっと日本画・ほっこり日本茶」
開催日:平成27年2月7日(土)
日本画のワークショップとお茶会をセットにしたイベントを開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
【鎌倉市鏑木清方記念美術館】
「日本画材を使って小色紙に描いてみよう!」
〈開催時間〉9:00~15:00(画材がなくなり次第終了します)
〈参加費〉800円(山口蓬春記念館のイベントご参加の方は600円)※入館料200円が別途かかります
〈場所〉鎌倉市鏑木清方記念美術館ホール ※日本画材はすべて美術館でご用意いたします。
【山口蓬春記念館】
旧山口蓬春邸の佇まいとともに季節のお菓子とお抹茶をお楽しみいただけます。
〈開催時間〉10:30~16:00
〈参加費〉400円(鏑木清方記念美術館のイベントご参加の方は200円)※入館料600円が別途かかります
〈場所〉山口蓬春記念館「桔梗の間」(椅子席もご用意しています)