展覧会

特別展

清方と金鈴社の画家たちー吉川霊華・結城素明・平福百穂・松岡映丘ー

会 期
2019年4月18日(木)~5月22日(水)
開館時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休 館 日
毎週月曜日(4月29日(月・祝)、4月30日(火・祝)、5月6日(月・振)は開館)
展示解説
4月27日、5月11日の土曜日
午後1時30分から
観 覧 料
一般 300円(210円)、小・中学生 150円(100円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
関連事業
◆市民講座
鏑木清方の芸術と日本画などについて当館スタッフによる講座を開催します。
日時:4月23日(火)~4月27日(土)
13:30~14:30(4月23日~26日)/
11:00~12:00(4月27日)
参加費:無料。ただし、観覧料が必要です。
 大正期の鏑木清方の歩みは、日本画壇での地歩を固めるとともに、独自の芸術の創造を模索する道のりで、浮世絵の伝統を継ぐ美人画家として知られてもなお、新たな作域を求め続けました。
 その頃、清方が重視していた活動の場に、官設の公募展である文展や帝展に次いで研究団体「金鈴社」がありました。大正5年(1916)に結成された金鈴社には、清方と当時、画壇の中堅だった吉川霊華、結城素明、平福百穂、松岡映丘が名を連ねました。それぞれが自由な研究と創作を行い、作品を発表し、互いに批評する。それを各々が制作に活かす会の活動は、大正11年(1922)まで続きました。
 清方は、金鈴社同人との交流を通して次第に風景画に傾倒し、風景の詩的世界を美人画に取り入れる新たな画風の確立へ歩みを進めました。
 本特別展では、清方の大正期を振り返るとともに、金鈴社とのかかわりをご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
七夕 大正4年(1915)頃  個人蔵
絵双紙屋の店 大正8年(1919)  弥生美術館蔵
濡髪 昭和10年(1935)頃  弥生美術館蔵
吉川霊華・作《観自在菩薩》 大正7年(1918)  個人蔵
平福百穂・作《夏山雨後》 個人蔵
松岡映丘・作《月》 大正6年(1917)  練馬区立美術館蔵
《聯珠画巻》(全六図)より結城素明・作 大正15年(1926) 東京藝術大学美術館蔵

約50点