展覧会

次回展示のご案内

  • 特別展

    企画展「清方一家のお正月~明治・東京の年末年始~」

    会 期
    2024年12月7日(土)~2025年1月13日(月・祝)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
    ※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日(1月13日(月・祝)は開館)
    12月29日(日)~1月3日(金)
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円、鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生~大学生 無料
          
    関連事業
    ◆展示解説
     学芸員による展示解説を行います。
     日時:12月14日(土)・12月28日(土)
        1月11日(土)
        13:30 ~
     

    ◆日本画ワークショップ (予約制)
     日本画材を使って、絵を描こう!初心者
     の方でもお楽しみいただけるワークショ
     ップです。
     期間:令和6年12月15日(日)
        ⓵ 13:00~14:30 ⓶ 15:00~16:30

     
    ◆新春福引き&初売り
     ご来館の方を対象に、ミュージアムグッズが当たる福引きと、図録と一筆箋がお得に買える初売りを実施します!
     ップです。
     期間:令和6年12月15日(日)、
        10月19日(土)
     【福引き】1月4日(土)~10日(金)
     【初売り】1月4日(土)~ 8日(水)
     

     江戸から明治へ時代が移ると、風習や風俗も時代にあわせ変容しますが、鏑木清方が幼少期を過ごした東京の下町は、江戸の文化が色濃く残っていました。
     すぐれた文筆家でもあった清方は、明治の東京の街並みや人々の暮らしを数々の随筆に書き残しました。新春の風情について触れた随筆では、年賀状の意匠に思いを巡らせ、新春芝居や弟子たちとの新年会をたのしむ清方の姿をうかがうことができます。
     本展覧会では、筵を敷いて鏡餅の準備をする様子や羽根つきに興じる様子など、江戸のかおり残る頃の年末年始の情景に取材した作品や口絵を、清方の文章とあわせてご紹介します。また、清方作品を名押絵師・永井周山が意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」も展示いたします。

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  • 特別展

    特別展「あふれる詩情と浪漫―鏑木清方と中澤弘光―」 

    会 期
    2024年10月26日(土)~12月1日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日(11月4日(月・振)は開館)、11月5日(火)
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
     学芸員による展示解説を行います。
    日時:10月26日(土)、11月9日(土)
       11月23日(土・祝) 13:30~
     
    ◆日本画制作実演
     現代に活躍する日本画家による制作実演です。詳しくは、後日ホームページでお知らせします。
    日時:11月16日(土)、11月17日(日)
       13:30~15:30
     
    ◆美術講演会【要ご予約】
    特別展をよりお楽しみいただける美術講演会を開催します。詳しくは、後日ホームページでお知らせします。
    日時:11月12(火) 
       13:30~15:00

      
     

     明治時代の後期、新聞や雑誌、書籍が次々と刊行され出版界が活況を呈すと、それらに掲載する表紙絵や口絵、挿絵の需要も増え、多くの画家が仕事の一つとして絵を描きました。当時、挿絵画家として活躍していた鏑木清方は、浮世絵など日本の伝統絵画の研究を重ねつつ、西洋絵画にも触れ、日本画家として自分なりの表現を模索していました。
     清方と同じ頃に挿絵を描き、油彩画を描いた画家に中澤弘光(1874-1964)がいます。清方は、中澤の詩情豊かな画風を「理想的写実派」と高く評価し、舞妓や奈良の風景を題材に彼が描いた小品を所蔵するほどでした。さらに、彼が手がけた文芸雑誌『新小説』の表紙絵について、特に印象深いものとして、誰も追随することのできない独自な境地と評しました。
    ともに東京に生まれ、清方より四歳年長の中澤。二人は、同じ頃に挿絵を描き、一人は日本画家、一人は洋画家として多くの作品を残しました。二人の作品や挿絵、スケッチを並べると、日本の風景や女性の美への共鳴するような視点と感覚を、感じることができます。
      本特別展では、同じ時代を生きた二人の画家が、画材や技法も違う日本画と西洋画の枠を超え、ともに愛しみ描いた日本の情趣をご紹介します。

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  • 特別展

    特別展「清方えがく、華やぐ舞台~芝居絵を中心に~」 

    会 期
    2024年4月19日(金)~5月22日(水)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
     学芸員による展示解説を行います。
     日時:4月27(土)、5月11日(土) 
        13:30~

    ◆市民講座
     鏑木清方の芸術と日本画について当館
    スタッフによる講座を開催します。
     日時:4月23(火)~ 4月27日(土)
     

     

     大の芝居好きだった鏑木清方は、その画業をとおして歌舞伎や新派に取材した作品を多く残しました。華やかな衣裳や踊り、役者の表情など、一瞬の美しさをとらえた作品からは、舞台の見どころを熟知する芝居好きならではの視点がうかがえます。
    明治のはじめに芝居好きの両親のもとに生まれ、新富町や木挽町など劇場が軒を連ねる芝居町で幼少期を過ごした清方。後に挿絵画家となり、演芸雑誌へ挿絵やスケッチなどを寄せ、歌舞伎の合評に参加することもありました。歌舞伎座の近くに住んでいたころは、芝居の感激と興奮の熱が冷めないうちに家へ戻り、挿絵の版下絵を描いたといいます。清方にとり、芝居は最も楽しめる趣味であり、かつ魅力的な絵の題材でした。
    本特別展では、「道成寺」や「野崎村」など、清方が好んだ演目に取材した芝居絵を、演芸雑誌に寄せた挿絵などとともにご紹介します。

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  • 企画展

    企画展「子どもへのまなざし~清方が描いた子どもたち~」

    会 期
    2024年3月2日(土)~2024年4月16日(火)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
    ※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日
    観 覧 料
    一般 300円、小・中学生 150円、鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生~大学生 無料
          
    関連事業
    ◆展示解説
     学芸員による展示解説を行います。
     日時:3月9日(土) ・3月23日(土)
        4月13日(土)
        13:30 ~
     
    ◆春休み親子鑑賞
     小・中学生と同伴者は観覧無料。
     日時:3月26日(火) ~4月4日(木)
     
    ◆鎌倉文化ゾーン 小町通り・八幡宮エリアミュージアムめぐりスタンプラリー
     鎌倉・雪ノ下と扇ガ谷地区に点在する
     文化施設を巡ってミュージアムグッズを
     ゲット!
     台紙は各館や鎌倉駅観光案内所にありま
     す。景品はなくなり次第終了
     期間:令和6年3月31日(日)まで

       

     大正から昭和にかけ日本画壇で活躍した鏑木清方。その画業の始まりは挿絵でした。16歳で挿絵画家となり、25歳の時に実力派の挿絵画家が活躍する雑誌『文藝倶樂部』に初めて口絵を寄せ、人気挿絵画家の仲間入りを果たします。そして、大正のはじめまで様々な雑誌で口絵や挿絵を描きました。
     ほぼ時を同じくして、出版界では子どもたちに向けた雑誌が次々と創刊されるなど、児童文学が花開きます。教訓話や世界のお伽噺に日本画家の武内桂舟や梶田半古らが挿絵を描き、清方も表紙絵や口絵、挿絵をはじめ、付録の双六なども描きました。
     本企画展では、清方が描いた子どもに焦点を当て、子どものいる情景を描いた作品とともに子ども向け雑誌の口絵などを展示し、清方の挿絵画家としての新たな一面、子どもへのまなざしをご紹介します。

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  • 特別展

    清方生誕145年記念 東の美人画家、鏑木清方 ~上村松園とともに ~

    会 期
    2023年5月20日(土)~6月25日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日、6月13日(火)
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
     学芸員による展示解説を行います。
     日時:毎週土曜日 13:30~
    (6/10はスペシャル展示解説)

    ◆清方生誕145年記念 絵はがきプレゼント
     会期中、毎日先着20名様に絵ハガキをプレゼント!

    ◆着物で楽しむ美術館
     着物・浴衣でご来館の方は50円割引

    今年生誕145年を迎える鏑木清方は、明治から昭和にかけておよそ70年にわたり、東京画壇を 代表する日本画家の一人として活躍しました。若い頃は、挿絵の仕事で人物表現の腕を磨きながら、明治という新時代に即した日本画を模索します。そして、浮世絵の研究を重ね、自然と人物が調和する表現を追求し、大正4年に《霽れゆく村雨》で文部省美術展覧会の最高賞を受賞するまでになりました。それからも理想の女性美を追い求め、粋で艶のある優美な女性像を生涯描きつづけました。昨年、没後50年を記念し清方の大回顧展が開催され、《築地明石町》(昭和2年)を含む三幅の重要文化財への指定が発表されるなど、改めて清方の美人画が注目されています。
    本特別展では、《露の干ぬ間》(大正5年)など、江戸情緒豊かな作品を中心に、「東の清方、西の松園」と並び称された京都画壇の上村松園の作品も交えて、魅力あふれる近代美人画の世界を紹介します。

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