展覧会

次回展示のご案内

  • 企画展

    企画展「鏑木清方の文学愛 ―"推し"に捧げる挿絵の世界―」 

    会 期
    2026年9月2日(水)~10月18日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日(9月21日(月・祝)と10月12日(月・祝)を除く)、9月24日(木)、10月13日(火)
    観 覧 料
    一般 300円、小・中学生 150円
    関連事業
    ◆展示解説
    学芸員による展示解説を行います。
    日時:9月12日(土)、26日(土)、10月10日(土)13:30~
     
    ◆日本画ワークショップ【要予約】
    日本画材を使って、絵を描こう!
    初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
    日時:9月27日(日)
    ①13:00~14:30 ②15:00~16:30
     
    ◆対話型鑑賞「日本画でおしゃべり」
    日時:10月12日(月・祝) 13:30~
     
     幼少期から文芸に親しみ育った鏑木清方は、16歳の年に初めて新聞の連載小説に挿絵を描き挿絵画家として画業を始めました。当時、愛読していた樋口一葉(1872-1896)や泉鏡花(1873-1939)の作品へ挿絵を描くことを目標に修行を重ね、人気の挿絵画家となっていきます。
     明治29年に夭折した樋口一葉と対面することはかないませんでしたが、明治35年には、《一葉女史の墓》で『たけくらべ』の主人公・美登利を描き、一葉と美登利への想いを作品に表しました。また、『にごりえ』の各場面を文章とともに描いた《にごりえ》(昭和9年)は卓上芸術の名作といえます。
     一方、泉鏡花とは明治34年に初対面を果たし、翌年一月に発行された『三枚續』で、口絵と装丁を担当、かねてからの念願をかなえます。以降、清方は「高野聖」「註文帳」など鏡花の物語を描き続け、公私にわたり親交を深めました。
     本企画展では、今年没後130年となる樋口一葉と、盟友・泉鏡花の著作に取材した作品のほか、木版口絵や書籍の装丁などを展示し、清方の熱い文学愛をご紹介します。 

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  • 特別展

    特別展「そして、新版画へ。 ―深水、巴水ら清方の弟子たち―」 

    会 期
    2026年5月30日(土)~7月5日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
    学芸員による展示解説を行います。
    日時:6月13日(土)、6月27日(土) 13:30~
     
    ◆トークイベント
    展覧会をよりお楽しみいただくためのイベントを開催します。
    日時:6月20日(土) 13:30~14:30
    講師:渡邊章一郎氏(株式会社渡邊木版美術画舗 代表取締役)
    参加費:無料(観覧料別)
     
    ◆日本画ワークショップ【要予約】
    初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
    日時:6月28日(日)
    13:00~14:30、15:00~16:30の計2回
     
    ◆紫陽花が咲く記念館を巡る展示解説ツアー
    紫陽花が咲く当館と鎌倉市川喜多映画記念館を巡る展示解説ツアーです。普段は非公開の旧和辻邸も見学できます。
    日時:6月4日(木)、10日(水)、26日(金)
    13:30~15:00

     近年注目を集めている「新版画」は、大正時代から昭和にかけて、画家と彫師、摺師が版元・渡邊庄三郎とともに協同制作を行い生み出された芸術性の高い木版画をさします。鏑木清方の弟子である伊東深水(1898-1972)や川瀬巴水(1883-1957)らが中心的役割を果たしました。
     清方の弟子たちと新版画のつながりは、大正5年(1916)の第2回郷土会展で、渡邊庄三郎が伊東深水の出品作《みつめる女》に目をとめたことに始まります。「郷土会」は清方の弟子たちにより発足した団体で、郷土会展は彼らの作品発表の場でした。《みつめる女》を原画として渡邊が深水とともに制作した木版画《対鏡》は、新版画の黎明期を代表する作品になりました。続いて、第4回郷土会展に深水が出品した版画《近江八景》を見た川瀬巴水が、風景版画の道を歩み始めます。巴水と同時期に風景版画を始めた笠松紫浪(1891-1991)は戦後まで木版画制作を続け、大正末から帝展で入選を重ねていた小早川清(1899-1948)も版画制作を手がけました。
     絵師・彫師・摺師が共同で創作活動を行う木版画の伝統は、江戸時代の浮世絵から、清方をはじめとする挿絵画家たちが手がけた明治時代の木版口絵に命脈をつなぎ、「新版画」誕生へとつながっていったのです。
     本特別展では、「郷土会」展への出品作など清方の大正期の作品と木版口絵の名作を、伊東深水、川瀬巴水らによる木版画作品とともにご紹介します。

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