展覧会

企画展

企画展「《朝涼》ができるまで ―清方芸術の前半生―」

会 期
2025年8月30日(土)~10月19日(日)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)は開館)、9月16日(火)、
10月14日(火)
       
観 覧 料
一般 300円、小・中学生 150円、鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生~大学生 無料

 

関連事業
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日時:9月13日(土)・9月27日(土)
    10月11日(土)
    13:30 ~ 
 

◆日本画ワークショップ【要ご予約】
 日本画材を使って、絵を描こう!
 初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
 日時:9月20日(土)、10月18日(土)
    ①13:00~14:30、②15:00~16:30

 

 

 当館の代表的な収蔵品である《朝(あさ)涼(すず)》。娘と過ごす何気ない日常から想を得て、夏の朝の緑鮮やか風景の中を歩く少女を写実的に表した作品です。清方は、白い残月や生い茂る草花、葉の上で朝焼けに光る露など自然が映し出す美を見つめ、あどけない娘の横姿を幾度も画帳に写し取りました。自然と女性の美が見事に調和し清浄な雰囲気に満たされた本作は、珠玉の美人画と言えるでしょう。
現実の風景と実在の人物を写実的に構成した《朝涼》の表現法は、大正の半ばから約五年かけた模索の末に見出した清方の新たな試みでした。《朝涼》により進むべき道を見出した清方は、後に代表作となる《築地明石町》の制作へとつなげていきました。
本展覧会では、《朝涼》に至るまでの道のりを、大正期の作品を中心にご紹介いたします。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
《水汲》 大正10年(1921)
当館蔵
《金沢絵日記》(第19図) 大正12年(1923)
当館蔵
《手賀沼》 昭和7年 (1932)
当館蔵 
《夕立雲》 大正11年(1922)
当館蔵
《春秋》 大正14年頃
( ca.1925)
当館蔵 

約50点