展覧会

企画展

物語に魅せられて~清方の芝居絵を中心に~

会 期
2020年1月17日(金)~2月25日(火)
開館時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休 館 日
毎週月曜日(2月24日(月・振)は開館)
展示解説
1月25日、2月8日・22日の土曜日
午後1時30分から
観 覧 料
一般 200円(140円)、小・中学生 100円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
関連事業

◆日本画の美術館を巡ろう!
鏑木清方記念美術館×山口蓬春記念館
期間:2020年1月4日(土)~2月29日(土)
建築家・吉田五十八(1894-1974)が設計した画室をこよなく愛した清方と蓬春の記念美術館が連携企画を開催します。
◆鎌倉文化ゾーン 小町通り・八幡宮エリア ミュージアムめぐりスタンプラリー
鎌倉・雪ノ下と扇ガ谷地区に点在する文化施設を巡ってミュージアムグッズをゲット!
台紙は各館や鎌倉駅観光案内所にあります。景品はなくなり次第終了
期間:2020年3月21日(土)まで
鎌倉市鏑木清方記念美術館、鎌倉市川喜多映画記念館、鎌倉国宝館、鎌倉歴史文化交流館、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

 清方は幼少のころから芝居好きの両親と劇場へ足を運んでいました。長ずると『歌舞伎新報』を毎号愛読するようになり、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」にも夢中になるなど、芝居と戯作をこよなく愛する日々を送ります。
 やがて父の紹介で岡鬼太郎をはじめ劇作家たちと知り合い親交を重ねます。そして彼らが関わる『東北新聞』や雑誌『歌舞伎』の挿絵画家に推薦され、本格的に挿絵画家として歩みはじめます。さらに『歌舞伎』では舞台のスケッチや劇評も手がけ、すぐれた記憶力により演目の見どころを臨場感豊かに読者に伝えました。
 日本画家に転身してからも芝居や文学に好んで取材し、こうして生まれた数々の作品は質、量ともに今なお高く評価され、清方芸術を大きく特徴づけています。
 本展覧会では、清方の芝居絵を中心に文学関連作品も併せてご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
對牛樓の旦開野『演藝畫報』石版附録 大正2年(1913)
金色夜叉の絵看板 明治38年頃(ca.1905)
女役者粂八 昭和29年(1954)
濡衣(「芝居十二ケ月」)『新演藝』石版口絵 大正6年(1917)
茶屋の二階『演藝倶樂部』木版口絵 明治45年(1912)
『歌舞伎』表紙絵・裏表紙絵(白拍子の振袖と道成寺の釣鐘) 明治35年(1902)
『尾崎紅葉全集』口絵 昭和16年(1941)
すべて当館蔵

約50点