展覧会

企画展

清方の挿絵と装丁~華麗なる木版画の世界~

会 期
2020年2月29日(土)~4月12日(日)
開館時間
午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休 館 日
毎週月曜日
展示解説
3月14日・28日、4月11日の土曜日
午後1時30分から
観 覧 料
一般 200円(140円)、小・中学生 100円(70円)
※( )内は20名以上の団体料金です。
関連事業

◆鎌倉文化ゾーン 小町通り・八幡宮エリア ミュージアムめぐりスタンプラリー
鎌倉・雪ノ下と扇ガ谷地区に点在する文化施設を巡ってミュージアムグッズをゲット!
台紙は各館や鎌倉駅観光案内所にあります。景品はなくなり次第終了
期間:2020年3月21日(土)まで
鎌倉市鏑木清方記念美術館、鎌倉市川喜多映画記念館、鎌倉国宝館、鎌倉歴史文化交流館、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
◆春休み親子鑑賞
期間:3月26日(木)~4月5日(日)
期間中、小・中学生及び同伴者は観覧料無料

 江戸時代半ば、浮世絵の多色摺りが庶民の間で大流行しました。時代は変わり明治となってからも、その美しさから木版画は本や雑誌の巻頭を飾る「口絵」として、大正の初め頃まで文学作品に欠かせない存在でした。
 清方は、挿絵画家・日本画家として活躍した水野年方から手ほどきを受け、16歳で挿絵画家となります。雑誌や新聞の挿絵を多く手掛けることで腕をあげ、物語の意図を汲み描くその口絵や挿絵は、読者のみならず小説家からも高く評価されました。そして、売れっ子挿絵画家への登竜門である雑誌『文藝俱樂部』や『新小説』で口絵を担当するまでになり、日本画家へと転身する大正の初めまで文芸雑誌や小説の単行本などに多くの口絵を寄せ、人気を博しました。
 本展覧会では、清方の木版画や書籍の装丁に焦点を当て、本や雑誌に寄せた口絵を、下絵から完成までの制作過程とともにご紹介します。 

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
鸚鵡『文藝俱樂部』木版口絵 明治40年(1907)
嫁ぐ人 明治40年(1907)
襟おしろい 大正13年(1924)
寫生 昭和14年(1939)
白鳥『文藝俱樂部』木版口絵 明治39年(1906)
桜乙女 昭和14年頃(ca.1939)
すべて当館蔵

約50点