展覧会

企画展

さしえ、華やかなりし頃-清方が受け継ぐ挿絵の美-

会 期
2021年3月13日(土)~4月11日(日)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
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開館時間
午前9時30分~午後4時30分 (入館は午後4時00分まで)
換気清掃時間:①11:30~12:00 ②14:00~14:30(一時閉館するため、ご入館いただけません)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日
観 覧 料
一般 200円、小・中学生 100円
【春休み親子鑑賞】3月26日(金)~4月4日(日)は、小・中学生と同伴者の観覧料無料

 多色摺り木版画の口絵は、明治から大正のはじめ頃まで雑誌や書籍を華やかに彩りました。
 清方も若い頃、挿絵画家として華やかな口絵や情感溢れる挿絵を描き、読者や作家から好評を得るなど活躍していました。
 そうした挿絵の仕事に取り組む中、清方は江戸時代の浮世絵師や明治半ばに活躍した挿絵画家の研究に力を注ぎました。特に挿絵画家として、師匠である水野年方をはじめ、武内桂舟や富岡永洗、梶田半古を尊敬し、彼らが活躍した時代について「口絵でも、挿絵でも、共に華やかな時代だった」(『こしかたの記』)と後に随筆で振り返っています。
 本展覧会では清方の木版画作品をはじめ、同時代に描いた日本画作品とともに、水野年方や武内桂舟、梶田半古など清方が憧れた挿絵画家たちの作品もご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
花吹雪『文藝倶樂部』木版口絵 明治36年(1903)  当館蔵
比伊奈 昭和9年(1934)頃  当館蔵 〔初公開〕
小栗風葉・著『麗子夫人』(前編)木版口絵 明治39年(1906)  当館蔵
小栗風葉・著/梶田半古・画『青春 夏之巻』木版口絵 明治39年(1906) 当館蔵
小杉天外・著『にせ紫』(後編)木版口絵 明治38年(1905)  当館蔵
白鳥『文藝倶樂部』木版口絵 明治39年(1906)  当館蔵

約50点