展覧会

特別展

三遊亭圓朝没後120年 あやし、うるはし-清方と圓朝-

会 期
2020年10月24日(土)~11月29日(日)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
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開館時間
午前9時30分~午後4時30分 (最終入館は午後4時00分まで)
換気清掃時間:①11:30~12:00 ②14:00~14:30(一時閉館するため、ご入館いただけません)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(11月23日(月・祝)は開館)、11月10日(火)、24日(火)
観 覧 料
一般 300円、小・中学生 150円
 三遊亭圓朝は、江戸末期から明治にかけて人情噺や怪談噺の創作落語で人気を博した名落語家です。そして清方にとり、圓朝は父の友人であり、挿絵画家の道へと後押ししてくれた恩人でもありました。
 幼いころから父を通して圓朝を慕っていた清方は、18歳の時に彼の取材旅行に随行します。訪れた野州(現:栃木県)で丁寧に取材するその姿から、良い作品を描くには題材への真摯な姿勢と丹念な取材が不可欠であることを学び、自身の制作に生かしました。そして活躍の場を日本画壇へ移した後も、圓朝への尊敬と感謝の念を持ち続け、昭和5年(1930)にその気持ちを《三遊亭圓朝像》(重要文化財)へと昇華させました。
 今年は圓朝の没後120年にあたります。本特別展は《三遊亭圓朝像》の下絵をはじめ、清方が取材旅行に同行した時に綴った日記や圓朝が蒐集した幽霊画、圓朝落語に関連した錦絵など、多彩な作品で清方と圓朝の関わりを紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
幽霊 明治39年(1906)  全生庵蔵
月岡芳年・作《宿場女郎図》 江戸~明治時代  全生庵蔵
鰭崎英朋・作《蚊帳の前の幽霊》 明治39年(1906)  全生庵蔵
紺木綿地横縞網代扇地紙模様浴衣(圓朝の配り浴衣) 明治時代  当館蔵
三遊亭圓朝像(下絵) 昭和5年(1930)  当館蔵
梅堂小国政・作《怪談牡丹燈籠》(夢の場) 明治25年(1892)  個人蔵
豊原国周・作《梅幸百種之内 塩原多助 三遊亭圓朝》 明治26年(1893)  個人蔵

約50点