展覧会

企画展

夏色美人~清方がみた夏げしき~

会 期
2021年7月2日(金)~8月22日(日)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
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開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
換気清掃時間:13:00~13:30(一時閉館するため、ご入館いただけません)
※混雑時は、館内への入場人数の制限(25名まで)をおこないます。団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(8月9日(月・振)は開館)、8月10日(火)
観 覧 料
一般 200円、小・中学生および同伴者は無料

関連事業

◆夏休み親子鑑賞
会期中、小・中学生と同伴者は観覧料無料!
◆「親子で美術館に行ってみよう!」)
日時:7月28日(水)9:30~11:30

◆夏休み子ども参加プログラム
日時:【日本画】7月29日(木)、30日(金)9:30~11:30【木版画】8月5日(木)、6日(金)9:30~11:30

 鏑木清方は美人画家として広く知られていますが、清方自身は絵心が動くのは女性の美よりも季節の感覚や草木の魅力であるといい、中でも初夏から晩夏までの風情を好んで描きました。そして特に印象的なものとして、白地に藍染の浴衣、簾、風鈴、提灯、金魚鉢、朝顔、柴田是真の絵団扇等、江戸の庶民文化が色濃く残る明治の東京でよく見られた夏の風物を挙げました。
 明治の平和な市井の生活をこよなく愛した清方にとり、夏の風情は明治への郷愁をつよく誘うものでした。清方芸術の金字塔と評される《築地明石町》もまた、晩夏の風情と明治への追懐を重ね描いた作品です。
 本企画展では清方が描いた夏の景色を、《朝涼》《築地明石町》(下絵)をはじめ、《夕立雲》《手賀沼》等の風景画や、清方が意匠を手がけた浴衣資料も交えてご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
朝涼 大正14年(1925)  当館蔵
夏の柳井戸(柳乃井戸) 昭和4年(1929)  当館蔵
夕立雲 大正11年(1922)  当館蔵
築地明石町(下絵) 昭和2年(1927)  当館蔵
手賀沼 昭和7年(1932)  当館寄託
柳の下に涼む娘 昭和30年(1955)頃
紺木綿地鷺草模様浴衣地 大正~昭和期    当館蔵

約50点