展覧会

特別展

烏合会結成120年記念 若き清方と仲間たち-浮世絵系画家の新時代-

会 期
2021年4月15日(木)~5月19日(水)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
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開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
13:00~13:30は換気・清掃のため一時閉館。
20名以上の団体でご来館される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(5月3日(月・祝)は開館)
観 覧 料
一般 300円、小・中学生 150円
 今から120年前の明治34年(1901)、23歳の鏑木清方をはじめとする若者たちにより、小さな美術団体「烏合会(うごうかい)」が結成されました。その名のとおり、浮世絵や挿絵の画家たちのほか、大和絵や四条派を学んだ者、趣味として絵画を楽しむ者ら多彩な顔触れが集い、競い合い、磨き合いながら、明治という新しい時代にふさわしい日本画を創り出そうとする会でした。
 定期的に開かれる展覧会は、「小説」「怪異」「花」などの課題がだされ、それに応え会員たちが腕をふるいました。当時、挿絵画家として活躍していた清方にとり、烏合会での活動は日本画家へと軸足を移すため研鑽をつむ大切な場所でした。烏合会へ出品した作品には、《一葉女史の墓》など清方芸術の源流ともいうべき作品も含まれています。
 本特別展では、烏合会結成120年を記念し、若き日の清方の作品を中心に、会員の鰭崎英朋や池田輝方、池田蕉園らの作品もご紹介し、新たな時代の日本画創出を目指した若者たちの足跡をたどります。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
一葉女史の墓 明治35年(1902)  当館蔵
鰭崎英朋・作《鑓権三重帷子》 明治37年(1904)  横浜美術館蔵
池田蕉園・作《たそがれ》 制作年不詳  個人蔵
池田輝方・作《静と袈裟》 制作年不詳  個人蔵
水野秀方・作《かへり道》 明治末  当館蔵
小山光方・作『研究画林』巻之四 表紙 明治29年(1896)  個人蔵
《たけくらべ》『研究画林』巻之六のうち 表紙 明治29年(1896)  個人蔵
《春駒》烏合会画帖のうち 明治42~43年頃(ca.1909~1910) 東海大学付属図書館蔵

約50点