展覧会

企画展

夏から秋へ ―季節のよそおい―

会 期
〈前期〉2022年7月2日(土)~8月7日(日)
〈後期〉8月11日(木・祝)~9月11日(日)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により変更になる可能性があります。
新型コロナウイルス感染拡大防止の為の対策はについてはこちら
開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日≪7月18日(月・祝)は開館≫、7月19日(火)、8月9日(火)、10日(水)
観 覧 料
一般 300円、小・中学生 無料
      
関連事業
◆夏休み親子鑑賞
 小・中学生及び同伴者観覧料無料

◆着物で楽しむ美術館
 着物・浴衣でご来館の方は50円割引

 鏑木清方が描く女性たちの装いは、美しさや華やかさを表現するのみならず、描かれた時代や季節を表わし、人物の人となりを表わすものでもありました。江戸文化の名残をとどめる東京の下町ではぐくまれた感性と、たゆまぬ時代風俗の研究により描かれた和の装いは、清方の美意識の結晶ともいえます。
 なかでも白と藍とが織りなす浴衣の情趣を、清方はこよなく愛しました。駆け出しの挿絵画家だった頃、挿絵の仕事とかけもちで浴衣の図案を描き、日本画家となってからも浴衣の意匠を手掛けた清方は、浴衣の図案集を出すことも考えたほどでした。「團扇とゆかた、それはとりもなほさず都會人の、といふよりは、東京のものの夏の生活そのものと云へるではあるまいか。(「團扇と浴衣」)清方の心の中で、浴衣は、古きよき時代の夏の情景と深く結びついているのです。
 本展覧会では、夏から秋にかけての季節の装いを描いた作品を、清方が考案した浴衣地や描き絵を施した絽の着物とともにご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
柳原春葉・著『母の心』木版口絵 明治38年(1905)当館蔵
鏑木清方・筆《絽地扇面描絵柄江戸褄》  当館蔵
鏑木清方・意匠《紺木綿地鷺草模様浴衣地》 大正~昭和期 当館蔵
菊地幽芳・『百合子 中編』木版口絵 大正2年(1913)当館蔵
桜もみぢ  【後期のみ展示】 昭和7年(1932)当館蔵

約50点