展覧会

特別展

渡辺省亭生誕170年記念 鏑木清方と渡辺省亭  ―江戸画人の水脈―

会 期
2022年9月15日(木)~10月19日(水)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(9月19日〈月・祝〉、10月10日〈月・祝〉は開館)、10月11日(火)
観 覧 料
一般 450円、小・中学生 220円
展示解説動画
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 繊細かつ洒脱な画風で異才を放った渡辺省亭(1852~1918)。江戸情緒や身近な四季の移ろいを繊細に描き、「省亭風」と呼ばれた作風が明治・大正の市井の人々に愛されました。近年その画業が紐解かれ、再評価されています。
 清方は13歳で挿絵画家をこころざす前から、本や雑誌に載せられた省亭の口絵や挿絵に接し、その清新な画風に魅せられていました。一時省亭に花鳥画を学んだ水野年方に入門して研鑚を積み、やがて流麗な線描と情緒豊かな作風で挿絵画家、日本画家として名を馳せるようになります。省亭の作品を蒐集して自宅の床の間に飾り、晩年まで省亭に私淑した清方。「省亭は、年方に直結して、間接には私にまで及んでゐる」(『こしかたの記』)と、省亭からの影響を随筆の中でも語っています。
 本展覧会では、省亭と清方の作品を並べて紹介し、省亭から清方へと連なる美の伝承を辿ります。

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作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
渡辺省亭《牡丹に蝶の図》 明治26年(1893)個人蔵     
鏑木清方《清流》 昭和4年(1929)当館蔵
鏑木清方「花吹雪」『文藝倶楽部』木版口絵9巻5号 明治36年(1903)当館蔵
渡辺省亭「幕府時代仕女図」『美術世界』6巻 明治24年(1891)当館蔵
水野年方 「新年将倒」『美術世界』15巻 明治24年(1891)当館蔵
渡辺省亭《御殿山観花図》 制作年不詳 個人蔵
鏑木清方《孤児院》 明治35年(1902)当館蔵
鏑木清方《寒月》 明治30年(1897)当館蔵

72点