展覧会

特別展

開館25周年記念 清方、鎌倉に住まう。―晩年の作品を中心に―

会 期
2023年4月13日(木)~5月17日(水)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日
観 覧 料
一般 450円、小・中学生 220円
関連事業
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日時:4月22日(土) ・5月13日(土) 
    13:30~
   
◆開館25周年記念 無料開館&展示解説
 開館25周年を記念し、無料開館と展示解説を行います。
 日時:4月18日(火)
 展示解説:11:00~、13:00~、15:00~ (各回20~30分程度)
 この春、日本画家・鏑木清方の旧居跡に建つ当館が開館25周年を迎えることを記念し、鎌倉での制作を振り返る特別展を開催します。
太平洋戦争の終結を疎開先の静岡の御殿場で迎えた清方は、生まれ育った東京には戻らず、温暖で穏やかな鎌倉に活動の場を求め、昭和21年(1946)の春に御殿場から鎌倉の材木座に移り住みました。「うちに居れば閑静で、戸外へ出れば賑やかなところ」(『續こしかたの記』)と、鎌倉を気に入った清方は、文化勲章を受章した昭和29年(1954)、雪ノ下に居を構えました。5年前の日展へ《先師の面影》を出品したのを最後に大展覧会からは退いており、雪ノ下では「市民の風懐に遊ぶ」と称して、文学に取材した作品や明治を追懐した作品など心の赴くままに制作しました。
 本特別展では、明治の東京の庶民生活を描いた《朝夕安居》や夏の女性の爽やかな装いに趣を感じて制作した《夏ざしき》など、清方晩年の26年間の画業をスケッチなどとあわせて紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
《夏ざしき》 昭和27年(1952)  株式会社ヤマタネ蔵     
《夏の武家屋敷》 昭和32年(1957)  株式会社ヤマタネ蔵  
《紫陽花》 昭和23年(1948)
サントリー美術館蔵
《朝夕安居》(朝) 昭和23年(1948)
当館蔵
《小品集》 昭和22年(1947)
サントリー美術館蔵
《筆捨松と広重》 昭和45年(1970)
川崎・砂子の里資料館蔵

約50点