展覧会

特別展

特別展「清方えがく、華やぐ舞台~芝居絵を中心に~」 

会 期
2024年4月19日(金)~5月22日(水)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)
観 覧 料
一般 450円、小・中学生 220円
関連事業
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日時:4月27(土)、5月11日(土) 
    13:30~

◆市民講座
 鏑木清方の芸術と日本画について当館
スタッフによる講座を開催します。
 日時:4月23(火)~ 4月27日(土)
 

 

 大の芝居好きだった鏑木清方は、その画業をとおして歌舞伎や新派に取材した作品を多く残しました。華やかな衣裳や踊り、役者の表情など、一瞬の美しさをとらえた作品からは、舞台の見どころを熟知する芝居好きならではの視点がうかがえます。
明治のはじめに芝居好きの両親のもとに生まれ、新富町や木挽町など劇場が軒を連ねる芝居町で幼少期を過ごした清方。後に挿絵画家となり、演芸雑誌へ挿絵やスケッチなどを寄せ、歌舞伎の合評に参加することもありました。歌舞伎座の近くに住んでいたころは、芝居の感激と興奮の熱が冷めないうちに家へ戻り、挿絵の版下絵を描いたといいます。清方にとり、芝居は最も楽しめる趣味であり、かつ魅力的な絵の題材でした。
本特別展では、「道成寺」や「野崎村」など、清方が好んだ演目に取材した芝居絵を、演芸雑誌に寄せた挿絵などとともにご紹介します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
≪野崎村≫ 大正3年 
独立行政法人日本芸術文化振興会
(国立劇場)蔵
    
≪鏡獅子≫ 昭和9年
木原文庫蔵
 
≪野崎村≫ 昭和13年頃
木原文庫蔵
  
≪天の網島の小春≫ 明治35年
個人蔵
 

約50点