- 日 時
- 2025年11月1日(土) 13:30~15:00
- 会 場
- 鎌倉女子大学二階堂学舎 松本尚記念ホール
神奈川県鎌倉市二階堂890-1
(JR鎌倉駅からは東口4番乗り場から、当館からは「若宮大路」バス停から、京浜急行バス「ハイランド循環」「鎌倉霊園正門前太刀洗」「金沢八景駅」のいずれかに乗車、駅からは約10分、「若宮大路」バス停からは約6分、バス停「杉本観音」下車徒歩2分)
- 料 金
- お一人様1,500円※先払い
- 参加申込
- 9月2日(火)午前9時より当館窓口または電話にて受付。先着順。
(Tel 0467-23-6405)
10月4日(土)午前9時よりオンラインでの受付。先着順。
※予約システムをご利用にはリクルートIDの登録が必要です。
オンライン申し込みはこちら(10/4~)
- プログラム
-
◆ピアノ演奏
橋本邦彦作曲
ピアノ独奏曲「三枚繪」
(昭和9年(1934)年)
◆歌唱
藤田まさと(作詞)・長津義司(作曲)
「築地明石町」(昭和14(1939)年)
演奏:村田 望(歌)中澤美紀(ピアノ)
◆歌唱
太田黒元雄(作詞)・團伊玖磨(作曲)
「東京小景」(昭和26(1951)年)
演奏:村田 望(歌)中澤美紀(ピアノ)
Ⅰ.駿河台 Ⅱ.日比谷 Ⅲ.銀座
Ⅳ.人形町 Ⅴ.よし町 Ⅵ.両国
◆講演
講師:山下 裕二 氏
(明治学院大学教授、美術史家)
「清方ファンとしての私
-《築地明石町》を中心に」
今からおよそ100年近く前の昭和2(1927)年、鏑木清方が描いた《築地明石町》は第8回帝展で最高賞である帝国美術院賞を受賞しました。その人気と評判は、作品から着想を得たピアノ曲や歌が作られ、描かれた女性像を模した博多人形が作られるなどの社会現象を巻き起こすほどでした。しかし、昭和50(1975)年の展覧会を最後に所在が不明となり、いつしか“幻の名作”と呼ばれるようになりました。そして44年の時を経た令和元(2019)年、《築地明石町》は、姉妹作《新富町》《浜町河岸》とともに制作当時と変わらぬ美しい姿を私たちの前に再び現したのです。
再発見後、所蔵館である東京国立近代美術館と京都国立近代美術館のみでお披露目されていた、《築地明石町》《新富町》《浜町河岸》が、いよいよこの秋、鎌倉市鏑木清方記念美術館にて展示されます。
このことを記念し、美術史家で展覧会企画やメディアでも広く活躍されている山下裕二氏の講演を、《築地明石町》にちなんだ音楽とともにお楽しみいただきます。
講演と音楽で名画を深掘りするまたとない機会となります。ぜひご参加ください。