展覧会

特別展

鎌倉初公開 特別展「あの人に会える!清方の代表作《築地明石町》三部作」 

会 期
2025年10月25日(土)~11月30日(日)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(11月3日、24日を除く)11月4日(火)、25日(火)
観 覧 料
一般 450円、小・中学生 220円
関連事業
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
日時:10月25日(土)、11月8日(土)、22日(土) 13:30~
毎週水曜日 11時~

 
◆手話付き展示解説(ご予約不要)
学芸員による展示解説を手話付きで行います。
日時:11月9日(日)13:30~

 
◆市民講座(ご予約不要)
担当学芸員が本展の見どころをスライドで解説します。
日時:11月15日(土)13:30~(約45分)

 
◆《築地明石町》の魅力に迫る~音楽と講演会~【要ご予約】
 《築地明石町》をもとに創作されたピアノ曲や歌謡曲を鑑賞し、《築地明石町》と清方芸術についての講演会をお楽しみいただきます。
日 時:11月1日(土)13:30~15:00
参加費:1,500円(税込)/お一人様
場 所:鎌倉女子大学二階堂学舎 松本尚記記念ホール(鎌倉市二階堂890-1)
講 師:山下裕二氏(明治学院大学教授・美術史家)
 声 楽:村田望氏、ピアノ:中澤美紀氏
※詳しくはこちら    

 

 清方の代表作であり近代美人画の金字塔と謳われる《築地明石町》。一方で長年「幻の名作」とも言われてきました。それは昭和50年(1975)に公開されて以降、44年もの間所在不明となったためです。令和元年(2019)に再発見され、その美しい姿を再び私たちの前にあらわしました。東京と京都でお披露目され、そしてこの秋、ついに《築地明石町》三部作が鎌倉にやってきます!
 昭和2年(1927)に発表した《築地明石町》は帝国美術院賞を受賞し、本作により清方は名実ともに日本画家としての地位を確立しました。本作は、清方が幼き日を過ごした明治東京の築地と明石町の地に取材したもので、3年後の昭和5年(1930)に《新富町》と《浜町河岸》を描き、古きよき明治を追懐した三部作となりました。
 本展では《築地明石町》三部作を公開するとともに、清方が残し当館が引き継いだ三部作に関する様々な資料からその魅力に迫ります。また《築地明石町》を創作の源とした多分野の芸術についてもあわせてご紹介します。

 

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
築地明石町(国指定重要文化財) 昭和2年(1927)
新富町(国指定重要文化財) 昭和5年(1930)
浜町河岸(国指定重要文化財) 昭和5年(1930)
築地明石町(大下絵) 昭和2年(1927)
新富町(大下絵) 昭和5年(1930)
浜町河岸(大下絵) 昭和5年(1930)
幸田露伴著『天うつ浪』(未刊行)木版口絵 明治40年(1907)
《築地明石町》のためのスケッチ 昭和2年(1927)
アンリ・オットマン作 自転車乗りと漁船 1919年頃
築地明石町の船・詞 不詳
ふたつあちさゐ 昭和35年(1960)
前田青邨作 江木定男像 昭和35年(1960)

約50点