展覧会

企画展

企画展「春を待つ―清方が描いた新春―」

会 期
2023年12月2日(土)~2024年1月8日
(月・祝)
開館時間
午前9時00分~午後5時00分(最終入館は午後4時30分まで)
※団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
休 館 日
毎週月曜日(1月8日(月・祝)は開館)、12月29日(金)~1/3(水)
観 覧 料
一般 300円、小・中学生 150円、鎌倉市民(市内に住所を有する方)、鎌倉に通学する小学生~大学生 無料
      
関連事業
◆展示解説
 学芸員による展示解説を行います。
 日時:12月9日(土) ・12月23日(土)
    1月13日(土)・1月27日(土)
    13:30 ~
 

◆日本画ワークショップ(要ご予約)
 日本画材を使って、絵を描こう!
 初心者の方でもお楽しみいただけるワー
 クショップです。
  詳しくは当館ホームページにてご確認く
 ださい。
 日時:令和5年12月17日(日)
    ⓵ 13:30~14:30
    ⓶ 15:00~16:30

   
◆新春福引き
 ご来館の方を対象に、ミュージアムショ
 ップが当たる福引を実施します!
 日時:1月4日(木)~1月8日(月・祝)
   

◆ミュージアムグッズ新春初売り
 当館発行の叢書図録と一筆箋を特別価格
 で販売します。
 期間:1月4日(木)~1月8日(月・祝)

 大正から昭和にかけ近代化が進んだ東京では、伝統的な季節の風習は徐々に忘れられつつありました。それでも昭和の初めころまでは、正月に晴れ着姿で髪を島田に結った女性や新春の寿ぎを唄い踊る萬歳の姿がみられたといいます。
 江戸から続く風習や季節の行事を大切にしていた清方は、新年を迎えると氏神や七福神へ詣でたり、弟子たちと新年会を開いて宝珠の寄せ描きをするなど新春の吉例を楽しんでいました。そして、松飾りを外し、七草粥を食べて正月気分も落ち着く頃には、日常に戻ることに寂しさを覚えつつも春が来るのを心待ちにしていました。
 本展覧会では清方が新春の風情に取材した作品や口絵、雑誌の正月号の附録となった双六などを紹介します。あわせて、清方作品を名匠・永井周山が意匠化した押絵羽子板「明治風俗十二ヶ月」も展示します。

作品目録WORKS INFORMATION

作品名 制作年
《ためさるゝ日》(右幅) 大正7年(1918)当館蔵
《歳旦》 昭和9年(1934)頃 当館蔵
《雪空 》 大正10年(1921)当館蔵 
《初夢》(清方畫譜のー)『講談雑誌』口絵 大正5年(1916)当館蔵
《都大路》『文藝界』口絵 明治37年(1904)当館蔵 
《春を待つ》『文藝俱樂部』木版口絵 明治37年(1904)当館蔵

約50点