展覧会

令和8年度

  • 特別展

    特別展「そして、新版画へ。 ―深水、巴水ら清方の弟子たち―」 

    会 期
    2026年5月30日(土)~7月5日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
    学芸員による展示解説を行います。
    日時:6月13日(土)、6月27日(土) 13:30~
     
    ◆トークイベント
    展覧会をよりお楽しみいただくためのイベントを開催します。
    日時:6月20日(土) 13:30~14:30
    講師:渡邊章一郎氏(株式会社渡邊木版美術画舗 代表取締役)
    参加費:無料(観覧料別)
     
    ◆日本画ワークショップ【要予約】
    初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
    日時:6月28日(日)
    13:00~14:30、15:00~16:30の計2回
     
    ◆紫陽花が咲く記念館を巡る展示解説ツアー
    紫陽花が咲く当館と鎌倉市川喜多映画記念館を巡る展示解説ツアーです。普段は非公開の旧和辻邸も見学できます。紫陽花の開花状況をみての開催となります。

     近年注目を集めている「新版画」は、大正時代から昭和にかけて、画家と彫師、摺師が版元・渡邊庄三郎とともに協同制作を行い生み出された芸術性の高い木版画をさします。鏑木清方の弟子である伊東深水(1898-1972)や川瀬巴水(1883-1957)らが中心的役割を果たしました。
     清方の弟子たちと新版画のつながりは、大正5年(1916)の第2回郷土会展で、渡邊庄三郎が伊東深水の出品作《みつめる女》に目をとめたことに始まります。「郷土会」は清方の弟子たちにより発足した団体で、郷土会展は彼らの作品発表の場でした。《みつめる女》を原画として渡邊が深水とともに制作した木版画《対鏡》は、新版画の黎明期を代表する作品になりました。続いて、第4回郷土会展に深水が出品した版画《近江八景》を見た川瀬巴水が、風景版画の道を歩み始めます。巴水と同時期に風景版画を始めた笠松紫浪(1891-1991)は戦後まで木版画制作を続け、大正末から帝展で入選を重ねていた小早川清(1899-1948)も版画制作を手がけました。
     絵師・彫師・摺師が共同で創作活動を行う木版画の伝統は、江戸時代の浮世絵から、清方をはじめとする挿絵画家たちが手がけた明治時代の木版口絵に命脈をつなぎ、「新版画」誕生へとつながっていったのです。
     本特別展では、「郷土会」展への出品作など清方の大正期の作品と木版口絵の名作を、伊東深水、川瀬巴水らによる木版画作品とともにご紹介します。

    詳しく見る

  • 特別展

    特別展「山川秀峰 ―受け継がれる清方イズム―」 

    会 期
    2026年4月18日(土)~5月24日(日)
    開館時間
    午前9時00分~午後5時00分 (最終入館は午後4時30分まで)
    ※20名以上の団体でのご来館を希望される場合は、事前にご連絡ください。
    休 館 日
    毎週月曜日(5月4日(月・祝)を除く)、5月7日(木)
    観 覧 料
    一般 450円、小・中学生 220円
    関連事業
    ◆展示解説
    学芸員による展示解説を行います。(申込不要)
    日時:4月25日(土)、5月6日(水・休)、9日(土)、23日(土)13:30~
     
    ◆特別展示解説
    日時:5月4日(月・祝)13:30~
    講師:𠮷井大門氏(横浜市歴史博物館 学芸員)
     
    ◆日本画ワークショップ【要予約】
    初心者の方でもお楽しみいただけるワークショップです。
    日時:5月24日(日)
    13:00~14:30、15:00~16:30の計2回
    ※詳細は決まり次第当館HPイベント内にてご案内します。
     
    ◆市民講座
    展覧会担当学芸員が展覧会の見どころや鏑木清方の芸術について解説する講座を開催します。(申込不要)
    日時:5月2日(土)13:30~

     山川秀峰(1898-1944)は、清方門下のなかでも伊東深水(1898-1972)、寺島紫明(1892-1975)らと肩を並べる中心的な存在だったにもかかわらず、戦時中に47歳の若さでこの世を去ったためにこれまで注目される機会が少なかった画家です。
     京都に生まれ、東京で育った秀峰は、16歳の時に日本画家・池上秀畝に入門して花鳥画を学び、その後、清方の門下となります。大正から昭和期にかけて官展を中心に活躍し、師・清方と同じく物語や芝居、季節の風情あふれる女性美を流麗な線描と淡い色彩で描きました。また、昭和14年(1939)には伊東深水とともに人物画の研究を目的とした「青衿会」を立ち上げます。当時、実力派の若手画家が旗揚げした団体として注目を浴び、日本画壇をけん引する存在として期待されました。そして、舞踊家の身体美に取材した舞踊画に日本画の新たな人物表現を求めました。
     本特別展では、昭和11年(1936)の帝展で特選を受賞し、秀峰の制作の転換点ともなった《大谷武子姫》をはじめ、舞踊画や人物画などを清方作品とともに紹介し、秀峰が受け継いだ清方イズムを紐解きます。

    詳しく見る