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「垂らし込み(たらしこみ)」とは、水分を多く含んだ色に、別の色を垂らし(流し)込み、
そのにじみ具合を利用して、絵を表現する方法です。例えば墨色に金色を垂らし込むと中央は金色に、縁には墨色が残ります。この描き方は江戸時代に琳派(りんぱ)の画家たちが多く用い、清方の作品にも見ることができます。
この古来の表現方法を体験してみませんか。色紙に、鉛筆で下描きをして、どの部分に垂らし込みの表現を使うか決めます。日本画材(主に筆、角顔彩、墨)等を使って絵を描き、その部分に水分を多く用いた色を塗って、乾かないうちに別の色を垂らし込みます。色がにじみ、独特の彩りになります。
事前に、描きたいものを自由に考え、当日はそのスケッチや写真、下描きをご持参ください。
9月20日(火)~26日(月)まで、参加した皆さんの作品を鎌倉駅地下道ギャラリーに
展示いたします。