美術講演会「江戸美人画の記憶 ―清方作品を新しく見るために―」
明治生まれの清方は、少年の頃から草双紙や小説などから江戸時代の文化に触れていました。浮世絵師の作品を模写して画風を学んだこともあり、日本画家となってからは、江戸の文化や風情に深く影響されて描いた作品は少なくありません。
この度は、江戸美術の分野で数々のご研究を重ねてこられた、学習院女子大学教授・今橋理子氏に、清方作品の新たな魅力についてご講演いただきます。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員がご案内をいたします。
- 日 時
- 平成24年11月6日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 今橋 理子 氏(学習院女子大学教授)
美術講演会「清方に見る 樋口一葉と文学」
鏑木清方は、青年時代から終生にわたり樋口一葉の文学に魅了されていました。明治29年に発表された「たけくらべ」に感銘を受け、一部暗唱できるほど読み返しました。間もなく一葉は夭折してしまいましたが、その魅力は清方の心に残り、「一葉女史の墓」、「にごりえ」、「たけくらべの美登利」などを描きました。また、敬愛を込めて、一葉の肖像画も制作しました。
この度、東京学芸大学名誉教授の山田有策氏を迎え、清方の作品に見る樋口一葉とその文学の魅力についての講演会を催します。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員がご案内をいたします。
- 日 時
- 平成24年6月5日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 山田 有策 氏(東京学芸大学名誉教授)
美術講演会「三遊亭圓朝と明治の芝居」
特別展「清方、三遊亭圓朝との出会いと芝居への愛慕」に際し、展覧会を深く楽しんでいただくために、美術講演会を催します。
清方は幼い頃から、近代を代表する落語家であった三遊亭圓朝の口演を間近でみたり、取材旅行に同行しました。名噺家たる圓朝の実直な仕事ぶりは、後々まで清方の心に残りました。
この度は、江戸から明治期の落語・歌舞伎・講談などの諸芸の交流がご専門である武蔵野美術大学教授の今岡謙太郎氏に、歌舞伎を中心とした明治の芝居と、圓朝についてご講演いただきます。
- 日 時
- 平成23年11月8日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 今岡 謙太郎 氏(武蔵野美術大学教授)
美術講演会「清方の描いた歌舞伎、新派、文学」
特別展「清方描く、歌舞伎、新派、文学」展を深く楽しんでいただくため、独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)の大木晃弘氏を迎え、鏑木清方の芝居絵についての講演会を催します。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員がご案内をいたします。
- 日 時
- 平成23年6月7日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 大木 晃弘 氏(独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)芸能部第一制作課)
美術講演会「清方と七絃会の画家たち」
特別展「七絃会開催八十年記念展 -主情派、清方の美-」に際し、展覧会を深く楽しんでいただくため、近代日本画に造詣の深い平塚市美術館長の草薙奈津子氏を迎え、講演会を開催します。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員がご案内をいたします。
- 日 時
- 平成22年11月9日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 草薙 奈津子 氏(平塚市美術館長)
美術講演会「清方門下による新版画
―伊東深水、川瀬巴水、笠松紫浪と小早川清を中心に―」
特別展「鏑木清方、弟子たちとの関わり」に際し、展覧会を深く楽しんで いただくために、美術講演会を催します。鏑木清方は、挿絵画家時代から弟子を持ち、多くの画家が巣だっていきました。その中で、伊東深水や、川瀬巴水、笠松紫浪は木版に魅力を感じ、画趣を表現しました。 この度は、清方の弟子たちが深く関わった新版画を中心に、国際浮世絵学会常任理事、渡邊木版美術画舗代表取締役である渡邊章一郎氏にご講演いただきます。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員が案内をいたします。
- 日 時
- 平成22年5月25日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 渡邊 章一郎 氏(国際浮世絵学会常任理事、渡邊木版美術画舗代表取締役)
美術講演会「清方と巡る東京」
鏑木清方は、東京神田佐久間町に生まれました。
その後は中央区京橋、日本橋、銀座、文京区、湯島、新宿矢来町などに住まい、東京に取材した作品を、生涯を通して制作テーマとしていました。 その内容は、東京の風景というよりは、そこに暮らした人々の日常を主に描き、江戸の面影残る明治の東京を後世に伝えようとしておりました。この度は、清方に画趣を感じさせた当時の東京人の生活について詳しい久染健夫氏にご講演いただきます。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員が案内をいたします。
- 日 時
- 平成21年11月10日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 久染 健夫 氏(中川船番所資料館学芸員)
美術講演会「鏑木清方と隅田川界隈」
清方は、隅田川(大川)界隈を題材に多くの作品を残しています。
葛飾区郷土と天文の博物館 学芸員の谷口榮先生に清方と隅田川界隈の関わりについて、ご講演いただきます。
講演後は展示作品をご覧いただきながら、解説員が案内をいたします。
- 日 時
- 平成21年6月2日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 谷口 榮 氏(葛飾区郷土と天文の博物館学芸員)
美術講演会「清方の芝居絵」
講師に芝居と絵画の双方に造詣の深い松山薫氏を迎え、鏑木清方の演劇との関わり、清方の芝居絵の魅力とともに、今回の特別展の見どころでもある≪芝居絵十二題≫を中心に、歌舞伎の魅力についてお話しいただきます。
- 日 時
- 平成20年11月11日(火) 13:30~15:30
※当日は13:00から美術館にご入館いただけます。
※15:00より展示解説を行います。
- 会 場
- 鎌倉市鏑木清方記念美術館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
- 料 金
- お一人様500円(観覧料込)
- 講 師
- 松山 薫 氏(早稲田大学図書館員・元早稲田大学演劇博物館学芸員)
開館10周年記念講演会「新派と鏑木清方の美人画」
鏑木清方は、演劇界に多くの題材を求め、清方が描いた美人には、歌舞伎の女形に取材した作品もあります。「道成寺」「鷺娘」は特に好み、いくども制作しております。
この度ゲストにお迎えする新派女優・波乃久里子さんは、3歳まで鎌倉に住まわれました。今もよく鎌倉を訪れて、四季折々の風情を楽しまれています。
清方美人が、そのまま舞台に立っていると感じられている波乃さんに、新派でのご活躍と、清方の描いた美人の魅力についてお話を伺います。
- 日 時
- 平成20年4月26日(土) 開場13:30/開演14:00
- 会 場
- 鎌倉市生涯学習センターホール(きらら鎌倉)
住所:鎌倉市小町1-10-5 JR鎌倉駅東口から徒歩3分
- 料 金
- 無料
- ゲ ス ト
- 波乃 久里子 氏(女優)
司会:久能 靖 氏(ニュースキャスター)